職場でのコミュニケーションを円滑にする一つのコツ

 職場にはいろいろな人が存在します。友人の集まりというわけではないでしょうから、当然相性が合う人も合わない人もいることでしょう。
 そのような職場でのストレスの第一位は「人間関係」という調査結果もあります。働くうえでコミュニケーションの取り方は、とても大切になってきます。
 そのため、職場でのコミュニケーションを円滑にし、仕事をスムーズに進めるために、コミュニケーション研修を行うこともあるでしょう。その際に留意していただきたいポイントがあります。

職場でのコミュニケーションを円滑にするコツ

 それは、「言った、言わない」ではなく「伝わった、伝わっていない」で考える、ということです。

 よくある職場での一コマとして、「前に言いましたよね?」という会話を聞くことがあります。ひどい場合には、「○日○時にこのメールで言いましたよね?」とメールをプリントアウトして突きつけている場面を見ることさえあります。
 「言った、言わない」にこだわっているとこのようなことになります。議論が生じた時点で、そもそも伝わっていないのですから、それ以上は時間の無駄です。

 一方、「伝わった、伝わっていない」という観点からみると、
・メールで送ったけど伝わらなかったから、今度はメールに加えて電話も掛けてみよう
・返事が無かったら再度メールを送るようにしよう
など、発展的な改善策を考えることができます。
 そうすると、相手の立場を考えて、どうすれば伝わるか思いやりのある風土になります。このポイントを押さえている職場集団は、比較的仕事でのロスが少ない(確認や手戻りなどの無駄が少ないため)ようです。

 コミュニケーションが円滑な職場は、仕事もはかどります。
 さっそく今日から、「言った、言わない」議論はやめて、「伝わった、伝わっていない」の観点からコミュニケーションをしてみましょう!

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