問題職場

 退職者や休職者が多い、問題のある職場を散見します。
 そのような職場への解決先を考えるときには原因ではなく維持要因から探すことが解決策に結びつきます。よくありがちな個人への原因帰属を「個人攻撃の罠」と呼んでおり、非生産的なことが多いです。
 
例えば:原因を追究した場合
・○○部長が悪い     → 業績も上げてるし、変えられない。解決できない。
・○○さんが弱いから  → 今度は強い人を採ろう(現実的には困難)
と、解決策にはたどり着きません。
 
維持要因をさぐっていくと
・○○部長の指示の仕方が曖昧である   → 部長に指示方法の研修を受けてもらおう
・○○さんは一人で悩みを抱えがちである → 相談窓口や気軽に相談できるようアドバイスしよう
と、解決策に結びつくことが多いです。
 
 いずれにせよ、問題のある職場には必ず維持要因があるのでそこを分析し対策を練ることが人事や経営者の大切な仕事と言えるでしょう。

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