部下の指導に悩んだときのチェックポイント

 日常業務をしていく上で、部下の指導は管理職にとって最も大切な仕事とされています。多くの企業の管理職研修をしていてよく聞くのが、世代の差もあって指導が難しいという声です。場合によっては、「ゆとりだから」と諦めている管理職の方もおられます。
 
「部下の指導に悩んだときにどのように考えればよいでしょうか?」
 行動科学的な観点から一つおすすめの方法があります。例えば、毎日遅刻する社員がいるとします。その時にどのように考えるでしょうか??
・だらしないから
・やる気がないから
・危機感がないから
・甘え体質だから
・ゆとりだから
という風に考えるのではないでしょうか?
 これでは個人攻撃になるだけで、解決策には結び付きません。だらしがないからととらえると何となく納得するので、その場は収まりますが、解決策に結びつかないのです。
 
「では、どのように考えればよいのでしょうか?」
 いつも遅刻してだらしがない、ゆとりと考えられている社員がそうではなくなるためにはどういう行動をすればよいかを考えればよいのです。
つまり・・・。
出社時刻前に出社するようにすれば、だらしがなくて、ゆとりではなくなるのです。
 このように考えれば、指導すべき行動が明確となり、指導がしやすくなります。遅刻していないときにきちんとほめ、遅刻したときは必ずしかればよいのです。
 
 部下の指導に悩んだ時は、今問題としていることが個人攻撃の罠にはまっていないか一度チェックしてみてください。

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