ストレスチェックはどれくらい受検していたらよいのでしょうか?

 ストレスチェック制度が義務化されて、1年が経ちました。きちんと初年度実施した企業にとって結果をみて、次の一手に悩まれている時期かと思います。
 
 ストレスチェックの結果でわかることとして、職場の状況やストレスの状況などがありますが、ほかにもわかるものがあります。
 それは受検率です。受検率とは言葉の通り従業員に配布したストレスチェックのうち回収できた率のことです(回収はしたけど回答がないというものは除く)。
 多くの企業でこの受検率はどのくらいあればよいですか?と聞かれます。
 
 ある機関の調査では、従業員のストレスチェック受検率の平均は88.4%で、さらには、従業員の9割以上が受検した企業が全体の約6割(59.6%)を占め、受検率100%の企業も5%を上回っていた。企業規模別の受検率(平均)は、従業員数「51~100 名」で91.6%、「101~300 名」で88.7%となり、いずれも全社平均より高くなったという結果が出ているとのことです。
 
 このことから、まず初年度としては、平均受検率が8割を超えていれば、まずは成功であった(従業員からの信頼もあった)と言えるでしょう。
 ただし、今回の結果はあくまでも初年度の結果です。大事なのはこれからきちんとストレスチェックの結果を活かすなどしていくことです。
  初年度の結果に喜んで何もしないでいると、従業員の方の期待は落胆にかわり、次年度は受検率が急降下という結果になりかねません。
 そのようにならないためにも、きちんと従業員のケアを考えていく必要があります。

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