どうして同じ職場なのに不調になる人とならない人がいるのか(2回目)

 同じ職場環境で、同じくらいの仕事量、プレッシャーなのに、心身の不調をきたす人とそうでない人がいます。
 
 さまざまな要因がありますが、今回は認知について書きたいと思います。認知とは、心理学の世界では「ものの捉え方のこと」を言います。
 例えば、雨が降っているという状況に対して、
「服がぬれてしまう」ととらえる人は雨を見ていやだなと感じ
「花粉が飛ばないな」ととらえる人は雨を見てうれしく感じます。
 つまり同じ雨が降るという事象に対して、認知が異なるとそのあと生じる感情にも変化が生じるのです。

 仕事でも同様で、同じ状況に対しても認知が異なればプレッシャーに感じたりその逆だったりします。あまりにも客観的には妥当でない認知で本人が仕事ができなくなっている場合は認知を修正することもよい方法でしょう。
 
  また以前、記載したようにコーピングを検討することでも、問題を解決することができるかもしれません。

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