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褒め上手な上司になるには
多くの企業でコンサルティングをしていると、同じ仕事をしているのにパフォーマンスが高い部署とそうでない部署があることがあります。
人の問題、組織の問題などたくさんの要因はあると思いますが、その中でも今回は上司の要因について行動科学的に考えてみたいと思います。
ハイパフォーマーを産みだす上司の特徴とは? ?
一概には言えませんが、これまで職場訪問をしてきた中では2つの特徴があるように思います。
1.基本的な接触を持っている
あるマネージャーはすべての部下の名前を手帳に書き、毎日朝10時までにすべての部下に一言かけることを日課としていました。
消せるボールペンで毎日毎日チェックしながらやっているとのことでした。
ある日どうしてチェックリストまで作っているのですか?と尋ねたところ「そうしないと無意識で苦手な部下に声をかけ漏れるから」とおっしゃっていました。上司からすると多数の部下ですが、部下からすると唯一の上司であることが多いのでこの気遣いはとても大切だなぁと思いました。
2.よく観察し行動を相手に伝わる形で褒めている
従業員モチベーションアップのコツ、ボーナスよりも効果的なのは、以前にもお伝えしたように、すぐに行動を褒めることが大切です。そのためには日頃からよく部下を観察しておかなくてはいけないことと、相手に伝わる形で褒めることが大切です。
人によっては、すごいねと言われることが褒め言葉ではないこともあります。その人それぞれにとっての褒め言葉は違うということを理解しながら褒めることが大切です。
日常のコミュニケーションの中で、どういう言葉で褒めた時に嬉しそうか観察する。あるいは、照れくさいかもしれませんが、直接「どんなふうに言われたときに嬉しいの?」と聞いてみるのもよいでしょう。
以上職場でのコミュニケーションにお役に立てば幸いです。