ストレスチェックは年に何回やればよいのでしょうか?

 2015年12月より50人以上の事業所にストレスチェック実施が義務付けられました。ストレスチェックについての質問として、今回のタイトルにあるように年に何回実施すればよいのかという質問を受けるときがあります。

法律上の最低条件は?

 法律上義務付けられているのは、定期に年1回以上です。しかしながら年1回の実施ですとなかなか会社の特徴をつかむのに時間がかかるという問題もあります。かといって、毎月実施するのは現実的ではないでしょう。
 そこで、当法人がおすすめしているのは年2回の実施です。しかも繁忙期とそうでない時期の2回の実施をおすすめしています。会社が忙しい時、そうでない時のストレス状況をデジタルに把握することで、自社の組織的な特徴を見ることができます。
 会社によってストレスの出方は特徴があります。ある会社は忙しい時はストレスが低く、暇な時にストレスが高いという結果が出ました。その会社は研究開発の会社で、みなさん少し忙しいくらいの方がストレスが低かったのです。なので仕事に余裕があるときには、改善活動を新たにやることで、適切な緊張感をもって業務にあたることができ、その結果により業績が向上となりました。

ストレスチェックを経営に活かすことができるのか?!

 このようにストレスチェックが法律で義務化されたからと言ってただ実施するのはもったいないです。せっかくの機会ですので、最大限投資効果を得られるような実施方法を検討していただければと思います。メンタルヘルス対策は、費用対効果が2倍とも言われ、とても投資効果が高いです。 

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