アスペルガー障害とは?

 今回は、アスペルガー障害です。
アスペルガー障害とは、本来小児期の発達障害の一つなのですが、最近は"大人の発達障害"や"大人のアスペルガー"等とマスコミから聞くことが多くなりました。
 特徴としては、あることにとてもこだわりがある一方、コミュニケーション能力が劣っているということです。勉強はすごくできるのだが、どうもコミュニケーションがうまくいかないと上司の方から相談があり、よくよく見てみるとアスペルガー障害が根底にあったというケースがあります。

心理学辞典(有斐閣)から一部引用すると・・・

 小児期の発達障害の一つで,対人関係障害と情緒障害を主とするもので、知的発達は保たれる。独特な抑揚をもつ会話が特徴とされる。共感性に乏しく、他人との情緒的な交流をもつことが困難で、関心の幅は狭いが自分の関心のある事柄には熱中する。となっております。

 しかしながら、職場においては、「あいつはアスペルガーだ。いや違う」という議論は意味がありません。 
 そのような議論は専門家に任せて、会社としてはコミュニケーションに困ったときにも使える相談窓口を設置することが大切です。
 専門家に相談することにより、これまで自身の指導力不足と悩んでいた上司が、適切な指示の出し方を学び、また本人も研修を受けることによりうまくいったケースがあります。

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