休職者が少ない職場の共通点とは?

 ストレスチェックを実施していて痛感するのが、同じ仕事をしている職場でもストレス反応が全く違うということです。
 明らかに忙しいのに休職者がいない職場と、明らかにそれほど忙しくないのに休職者が続出する職場があるのは、経営者の方であればご理解いただけると思います。
 
 その差は何なのでしょうか??

 一概には言えませんが、ひとつ共通点があることを最近気づきました。
 その共通点とは、休職者が少ない職場は「職場の整理整頓が行き届いている」ということです。

 書類がきちんと整理されており、掃除も行き届いています。
 そんな職場では不思議と休職者が少ないです。
 
~どうしてこのような傾向があるのでしょうか?~

 心理学の世界では、「割れ窓理論」(ブロークンウインドウ理論)という考えがあります。
 「割れ窓理論」(ブロークンウインドウ理論)とは、アメリカの犯罪学者ジェームズ・ウィルソンとジョージ・ケリングが発案した理論で、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓も全て壊されるという考えです。

 例えば、ディズニーランドやディズニーシーでは、パーク内のささいな傷をおろそかにせず、ペンキの塗りなおしや破損箇所の修繕を見つけ次第頻繁に行うことで、従業員だけでなく、来客のマナーも向上させることに成功しています。

 つまり、職場をきちんと整理整頓することが、休職者が少ない職場づくり、生産性の高い職場づくりの第一歩になるということです。
 
 「あなたの職場は整理整頓されていますか??」
 
 まずできるところからやっていきましょう。

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