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退職時のトラブルを予防するために
さまざまな業種へのコンサルテーションを通じて感じているのは、退職時のトラブルが多いということです。
もちろん、採用・休職・復職時もトラブルは多いのですが今回はその中でも特に退職時のトラブル予防について書かせていただければと思います。
退職時にトラブルが発生する要因はさまざまありますが、案外気づいていないのが退職時の事務手続きの重要さです。
退職する際に手続き担当の人の対応が悪く、それが不信感につながりその後のトラブルになるというケースが案外あります。
では事務担当者が悪いのでしょうか?
退職時の事務担当者が悪いのかといえばそうではありません。きちんと社内のマニュアルであったり、退職時のしおりを作成することによりトラブルの大半を防ぐことができます。
退職時の事務担当者は、これが会社の責任で、これは行政、これは○○ということがある程度わかっています。しかしながら退職する人はすべてを会社がやるものだと思い込んでいることが多くあります。
ですので、会社の範囲ではなくても退職時のしおりなどに手続きを書いてあげることによりよりスムースに手続き進めることができます。特に会社を辞めてすぐに次の会社に勤めない場合は、雇用保険や国民年金、健康保険等様々な手続きが必要です。本来は個人でやるべきことなのですが、これまで会社が手続きをしていたため、きちんと教えてあげないとトラブルになりがちです。
退職後にこじれてしまうと、雇用関係もなく、なかなか修復が困難です。あらかじめ社内文章を作っておくことで、トラブルを最小にすることができます。
もちろん、トラブルにならないような就業規則や規程も大切です。