どうして同じ職場なのに不調になる人とならない人がいるのか?

 同じ職場環境で、同じくらいの仕事量、プレッシャーなのに、心身の不調をきたす人とそうでない人がいます。
 
 さまざまな要因がありますが、今回はコーピングについて書きたいと思います。
 
 有斐閣の「心理学辞典」によると、コーピングとはストレスがかかった時にストレス反応を低減することを目的とした認知的または、行動的努力のプロセスのことを指します。
 つまり、なにかストレスフルな状況で(例えば、残業が多い等)、ある人が気晴らしにカラオケに行くことも、あるいはあきらめてしまうこともコーピングの一つとなります。
 コーピングには種類があり、カタルシス,放棄・諦め,情報収集,気晴らし,回避的思考,肯定的解釈,計画立案,責任転嫁等が挙げられます。
 
 社会人としてのコーピングはある程度幅が狭いです(例えばあきらめてばっかりだと仕事にならない)。そのなかでもコーピングの種類を増やし適切にコーピングできる人は、職場でもストレスに強い人として活躍しています。
 
 コーピングの種類を増やすには、ほかの人を見習うのが一番です。
 職場でストレスに強いといわれている人が行っている、なにげないコーピングを参照してみるのもいいでしょう☆

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