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人事異動・昇格時のうつを未然に防ぐための3つのポイント
ある程度の規模の会社になってくると、人材育成の一環や業務の適正化の為人事異動を行うことが多くあります。人事異動には昇格も含まれます。
昇格などは、一見おめでたいことととらえられがちで、実は昇格がストレスであると気づいている社長は少ないです。
人間にとってストレスはすべての変化を指します。つまり職場環境が変わる異動や昇格というのも立派なストレスなのです。
ストレスが過剰にかかると従業員は最悪うつになってしまうこともあります。
では、人事異動・昇格時のうつを会社として防ぐためにはどのような点に気を付ければよいでしょうか?
1.個別面談の機会を設ける
人事異動の後、あまり時間が経たないうちに個別面談を実施します。
このことでもしその時点で抱えている問題があれば相談できますし、仮にまだ問題がなかったとしても、一人で抱え込む必要はないんだと安心感が得られます。
2.上司がよく観察する
変化は人間にとって大きなストレスであることの、社内の理解を深めます。
そして異動したての部下がいる管理職には、よくよく観察してメンタルヘルス不調を見抜く「いつもと違う」に気づくよう啓発すべきです。
3.人事異動後、数カ月以内に一度ストレスチェックを実施する
2015年12月から実施が義務付けられたストレスチェックをうまく利用するのも手です。
ストレスチェックをすることにより、労働者個人が現在のストレスを客観的に把握し、気づきを促すことでその後のケアにつなぐことができます。
上記3つのポイントを抑えておくと、社内でのうつをはじめとしたメンタルヘルス問題は減っていきます。
ただし大切なのはこのままやればいいというのではなく、「社長が社員を大切にしている」というメッセージが伝わることが大切です。
そのような信頼関係の中でメンタルヘルス対策というのはできていき、その後会社業績も向上するのです。